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食事で代謝レベルをキープ!
ダイエット中でも、基礎代謝分のカロリーはしっかり食べましょう。
基礎代謝の水準を維持するためには、
断食や過度な食事制限はしてはいけない行為です。
そこまでカロリーを制限するということは、
基礎代謝分のカロリーも補給できなくなり、
身体は生命維持のため、仕方なく身体からエネルギーを搾り取ります。
本来、これが断食や食事制限によるダイエットの目的です。
自分の身体を兵糧攻めにして、城内に残った物でなんとかやりくりさせる。
しかしこれが間違いです。
脂肪が燃焼されるのは当たり前です。
こういった飢餓状態のときのために取っておく物ですから当たり前ですね。
しかし同時に、基礎代謝の消費量が最も高い筋肉も分解され、
エネルギーに回されます。
要するにこのやり方では基礎代謝を大きく下げ、
カロリーオーバーを起こしやすい 『 太りやすい身体 』 になってしまいます。
こうならないためにはどうしたら良いか?
答えは簡単。
基礎代謝分のエネルギーは、
必ず確保出来るだけのカロリーを摂取すること。
カロリーオーバーにならないように食べ過ぎず、
かと言って、基礎代謝分のカロリーを割らないように食べなさ過ぎず…。
毎日のカロリー摂取は、
あなたの基礎代謝量と総消費カロリーの中間を目安にするのが無難です。
欠食は出来るだけ回避する。
最近のアンケートでは朝食を抜く人が多いとかなんとかあるそうですが、
ダイエットや健康を意識する人は、
欠食を出来るだけ避けなければなりません。
食事は身体にエネルギーと栄養を補給し、
脂肪などを燃焼させて消化・吸収を行うためのエネルギーを送ります。
この結果、身体のリズムを正常に保ち、体温の上昇にも繋がります。
しかし欠食をすればそのリズムも崩れ、
体温の低下、冷え性などにも繋がります。
特に朝食の欠食はエネルギー不足により集中力の欠如にも繋がり、
勉強や仕事にも手がつかなくなります。
この集中力の欠如の深刻さは、
産経新聞が行った実験データの結果から読み取れることが出来ます。
慢性的な欠食のデメリットはまだあります。
欠食によりカロリーを摂らないことによる基礎代謝の低下。
身体の飢餓状態を呼び起こして、
次の食事ではより多くの脂肪をつけようとし、
次の飢餓状態に備えようとする身体の反応。
その他様々な異常の原因となります。
食事は身体のリズムを作る大切な要素となりますので、
1日3食、必ず欠食の無い食生活を送りましょう。
DIT反応を活性化!
身体は食事をするためにも、
脂肪を燃焼してエネルギーを消化器官に送ります。
そのエネルギーの使い道は当然、消化と吸収のためです。
このように、食事によるエネルギー生成・消化・吸収などの一連の反応を
『 DIT反応 』 と呼び、
完全に日本語だと 『 食事誘発性体熱産生 』 という、
とっつきにくい名前になりますのでここでは 『 DIT反応 』 と呼びます。
このDIT反応は人間が1日に消費するカロリーの10%を担っていて、
消化、栄養吸収を行う大事な働きですが、この反応を活性化させれば、
消費カロリー量、消化効率、栄養吸収率を引き上げることが出来ます。
その活性方法は簡単に上げれば4つ。
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■ 1.朝食は一番効率が良い ■
朝のDIT反応は昼や夜に比べて高いため、
実は夜よりも朝に豊富な食事を摂った方が身体にはとっても良いことです。
逆に、朝食を欠食することはこんな所でも響くわけですね。
■ 2.食事前に運動を行う ■
食事前の運動はDIT反応を活性化させ、
吸収したカロリーを脂肪には変えず、
そのままエネルギーにする反応が長く続きます。
■ 3.良く噛んで食べる ■
良く噛んで食べることは、消化・栄養の吸収率を向上させ、
ゆっくりと食べることで早食いを防止し、
20分以上の時間をかけて食べることで満腹中枢を刺激、
過食を防止します。
■ 4.食事はおいしく食べる ■
おいしい食事は味覚と嗅覚を刺激して交感神経を刺激されて
ノルアドレナリンを分泌、熱生産を高めてDIT反応を活性化します。
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以上のような方法でDIT反応を活性化することが出来ます。
良く噛んで食べるなんかは、今からでも簡単に出来ることですね。
是非やってみましょう。
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